- 2022.1.8
Core moduleについて
[作成の経緯]
JUGLERでは大学病院総合診療部門が抱える困難の解決策を見出すべく、学会・専門医制度等の既存の枠にとらわれることなく、若手リーダーによって理想の病院総合診療医像を明確にすることを目指して活動を行ってきました。議論をすすめる中で、各大学間で共通点が非常に多いこと、セッティングによる多様性が存在することが明らかとなりました。相違点を克服しつつ、理想の病院総合診療医像を共有するために我々が開発したツールがCore moduleです。
[作成プロセス]
・メンバー間での協議
Core moduleでは病院総合診療医のコアとなる具体的な能力・技能・資質を、分野ごとにレベル分けして配置しています。カテゴリーとして臨床・研究・教育の3本柱に加え、多様な問題や課題に対処できる創造力を総称したソーシャルスキルを4本目の柱としました。その理由として、我々病院総合診療医は調整、管理、運営に携わる機会が多く、またすでにある臓器別専門領域を主とした体制に新規参入し活躍できる場を作る能力が必要であるからです。またレベルは、研修医、専攻医、指導医の3つに分けています。それぞれのメンバーで病院総合診療医に必要なモジュールを列挙し、カテゴリーとレベルを分類して草案を作成し学会でのディスカッションを経て2019年9月の第19回日本病院総合診療医学会学術総会において提言を行いました。
・学術大会でのブラッシュアップ
第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
教育講演6. 病院総合医育成のCore module –大学病院総合診療部門の視点からの検討–
第19回日本病院総合診療医学会学術総会
シンポジウム4. 9月14日(土) 「病院総合医育成のcore module by JUGLER 第2部 –意見交換を中心に–」
シンポジウム5. 9月15日(日) 「病院総合医育成のcore module by JUGLER 完結編 –提言と未来に向けて–」
・学術大会での関連企画
第11回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
インタレストグループ5 病院総合医の core module by JUGLER -Self-reflectionから医師像を探る –では、このCore moduleの自己評価シートを公開しました。
・プロダクト
Coremodule
自己評価シート