若手リーダーから学ぶ!未来の病院総合診療医像

若手リーダーから学ぶ!未来の病院総合診療医像

2019/10/312020/2/5JUGLERによる未来の総合診療医像の展望についての講演会を開催しました。
通常の学術講演会では到底考えられないような内容で、しかも総合診療の第一線で活躍する豪華講師陣に集結して頂き開催いたしました。メンバーの皆様にはかなりの無茶ぶりをしてしまいましたが、それぞれの個性がよく出た「未来の総合診療医像」の提示ではなかったかと思います。
メンバーの皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。(佐賀大学 多胡)

若手リーダーから学ぶ!未来の病院総合診療医像
2020-02-05 若手リーダーから学ぶ!未来の病院総合診療医像_案内状

[東邦大学 佐々木先生の感想]
JUGLERJapan University General medicine Leadership and Education Roundtable)のメンバーが東邦大学医学部・大森病院を訪問してくださいました。2/5夕方から「JUGLER直伝!若手指導医に学ぶ未来の病院総合診療医像」と題して講演会を開催しました。

トップバッターの多胡先生にはJUGLERの紹介と、大学医局での総合診療医育成について大変示唆に富むお話をいただきました。大学病院総合診療科の意義を意識して医局員といかにビジョンを共有するか、そのための密なコミュニケーションに関するお話はとても参考になりました。

フリーランスとなった高橋先生には「高橋先生、仕事やめるってよ」という痺れるタイトルで、胸がスカッとして勇気付けられるような力強いお話をいただきました。アドラー心理学の課題の分離についても触れていただき、「やりたいことをやる」ことの重要性を教えてくださったように思います。

鋪野先生には、Evidenceに基づく教育についてご講演いただき、”PAAIL”という指導手法についてご紹介いただきました。前回同様Positive-Negative-Positiveというフィードバックの是非に関して聴衆の興味は高く、5 micro skillsについても議論が及びました。

和足先生には今回もAcademic Hospitalistと診断エラーに関して和足先生ご自身最新の研究や論文を元に熱いメッセージ溢れる講演をいただきました。ほとばしるPassionと冷徹に分析された判例データに基づく分析の組み合わせによりもたらされる説得力のある渡先生ならではのご講演でした。

今回も大トリを志水先生に飾っていただきました。診断戦略に関して15分という短い時間に濃縮した他では聞くことができない貴重なお話をいただきました。Courtesy (礼節)のお話を襟を正す思いで拝聴し、志水先生の素晴らしい人間性を肌で感じる思いでした。志水先生のHistory & Physicalの水準の高さとそのストイックな姿勢に触れ、明日からの自らの患者さんとの向き合い方を見直すきっかけになりました。

どの先生のお話も本当に素晴らしく、講演の間中、司会の仕事を忘れて、笑ったり、唸ったり、驚いたりと、忙しく拝聴しました(笑)。

遅い時間からの開催にもかかわらず、千葉や埼玉など遠方から院外のみなさまが参加してくださり、本当に嬉しかったです。

講演会後は瓜田先生の計らいでJUGLERメンバーに研修医を交えて高輪の懐石料理店で美味しいお酒を堪能しながら親交を深めることができました。(東邦大学 佐々木)

本講演会の内容は民間医局コネクトのHPに掲載されています。
https://connect.doctor-agent.com/article/event13/