- シンポジウム
- 2024.9.7
第29回日本病院総合診療医学会学術総会(シンポジウム12)
病院総合診療専門研修と試験のTips-FHGM 1期生の経験から学ぶ-
座長:多胡雅毅
ディスカッサント:鋪野紀好、志水太郎、佐々木陽典、和足孝之、髙橋宏瑞
プレゼンター:横瀬允史、江副優彦、原田愛子、石瀬裕子
[企画概要]
日本病院総合診療医学会が発足して以降、これまでに多数の学会認定医および指導医が誕生した。また2018年の総合診療専門医制度の開始を受け、本学会は2021年7月に日本プライマリ・ケア連合学会と共に総合診療専門医取得後のキャリアに関する2学会合同声明を発表し、病院総合診療専門医制度を整備した。去る2023年11月には、ついに第1回病院総合診療専門医試験を実施し、我が国初の病院総合診療専門医(Fellow of HospitalGeneral Medicine,FHGM)が誕生した。
本企画は日本病院総合診療医学会が新設した専門医・専攻医部会による企画である。前述のように第一期のFHGMが誕生したものの、その数はまだ少数にととどまっており、専門研修や専門医試験に関する情報が不足している。またFHGMの魅力についても十分な周知ができておらず、それらが専改医の専門研修のモチペーションの低下と研修ドロップアウトにつながる可能性がある。このようなリスクを軽減するためにも、実際に専門医資格を取得した医師の経験は非常に貴重である。本企画では専門医および専攻医の間で合格の経験と制度に関する情報を共有し、次世代のFHGMを目指す若手医師をサポートすることを目的とする。企画内ではFHGMが実際に登壇し、研修·試験に関する情報を提供し、また専攻医からの質問にも回答する。さらに専門医制度の運営委員を担当する医師も登壇し、適宜制度についての補足を行う予定である。本企画がFHGM取得を目指す若手医師の一助となれば幸いである。
[抄録]
hgm29_シンポジウム12