第28回日本病院総合診療医学会学術総会(JUGLERセッション1)

第28回日本病院総合診療医学会学術総会(JUGLERセッション1)

ロールモデルの実践例から学ぶ病院総合診療の臨床研究
座長:多胡雅毅、鋪野紀好
ディスカッサント:志水太郎、佐々木陽典、髙橋宏瑞
プレゼンター:青木のぞみ、原田 拓、香月尚子

[企画概要]
我々が日々実践しているフィールドでの臨床知を、臨床研究によってエビデンスとして示すことは、一医師として、一科学者としての責務である。また我が国の総合診療領域から現場で役立つ良質なエビデンスを多数積み重ねて行くことが、本領域の専門性の確立につながり、ひいては医療技術の向上につながる。日本病院総合診療医学会の病院総合診療専門医プログラムの柱に研究が含まれ、専攻医にはアカデミック活動の実践が求められている。本領域の臨床研究をより活性化するためには若手研究者の育成が不可欠であるが、総合診療領域では研究教育のリソースが十分でない可能性がある。また研究をしてみたいと思っているものの方法がわからず断念する若手医師が多数存在するのではないかと推察する。
本シンポジウムは臨床研究の経験が豊富なJUGLER(Japan University General Medicine Leadership and Education Roundtable)が担当し、総合診療領域で臨床研究を実践し活躍し、病院総合診療専門医プログラムの専攻医の良きロールモデルたる医師がシンポジストとして登壇する。今回は初めての臨床研究、大学院での研究、日常診療をテーマとした臨床研究についての経験をシンポジストが共有し、さらに総合討論でディスカッサントとともに議論を深める。本シンポジウムが、総合診療医学領域の若手研究者のリサーチマインドを刺激し、領域のさらなる発展に貢献できれば幸いである。

[抄録]
hgm28_ロールモデルの実践例から学ぶ病院総合診療の臨床研究