日本プライマリ・ケア連合学会佐賀県支部第8回学術集会

日本プライマリ・ケア連合学会佐賀県支部第8回学術集会

症例検討から学ぶ診断推論戦略 by JUGLER(特別編6)ーエキスパートへの挑戦ー 【原因不明の貧血の 1 例】
座長:多胡雅毅
司会:鋪野紀好
ディスカッサント:志水太郎、髙橋宏瑞、佐々木陽典
ビデオレクチャー:和足孝之
プレゼンター:案浦 峻
指導医:西 知世
レクチャー:平川優香

[企画概要]
JPCA佐賀県支部会では、JPCA 、JSHGM でシリーズ化している「症例検討から学ぶ診断推論戦略」を、昨年度から特別編として開催しています。総合診療医には、あらゆる症候・疾患に対する最新の医学知識に基づいた思考力と行動力が求められます。さらに、診断困難例では戦略的思考を駆使して最適解を追求し、弾力性の高い医療を提供する必要があります。
総合診療医が身につけるべき診断推論戦略を日々の臨床現場で実践できるスキルへと昇華するためには、症例検討は絶好の学びの場となります。本企画は、大学での診療・教育実践をベースとした診断推論戦略の経験に長けたJUGLER (Japan University General medicine Leadership and
Education Roundtable = 日本大学総合診療リーダーシップ・教育円卓会議 が担当し、佐大総診の若手医師による症例提示と、JUGLER メンバーがそのケースに対峙した時にどのように診断推論戦略を駆使して診断に迫るのかをリアルタイムディスカッション形式で進行します。エキスパート達の診断推論プロセスにおける着眼点と戦略を、そのスピード感とともに共有し、学びの場にして頂ければ幸いです。

[抄録]
JPCA佐賀県支部第8回集会_診断推論戦略セッション

[セッションを終えて]
11月11日(土)に佐賀大学医学部看護科棟にて上記学会を開催いたしました。近年恒例のハイブリッド開催で、合計76名の方にご参加いただきました。
JUGLERセッションでは、原因不明の貧血を認めた症例をケースとして症例検討が行われました。今回もJUGLERメンバーによる診断推論が冴え渡り、圧倒的な勢いで症例が丸裸にされていくようでした。症例検討のあとには貧血診療の総論について平川優香助教が解説を行い、経験の浅い先生方にとってもためになるセッションだったのではないかと思います。症例発表を担当してくれた案浦先生、西先生もお疲れさまでした。
全体として今年も非常に充実した学術集会になったのではないかと思います。改めて参加していただいた皆様に感謝申し上げます。
今後もさらに充実した会を目指して取り組んでまいりますので、ご指導の程よろしくお願いいたします。