第27回日本病院総合診療医学会学術総会(JUGLERセッション3)

第27回日本病院総合診療医学会学術総会(JUGLERセッション3)

Society 5.0時代における総合診療医育成のGood Practice ~モデル・コア・カリキュラムR4改訂を受けて~
座長:多胡雅毅、鋪野紀好
ディスカッサント:志水太郎、佐々木陽典、髙橋宏瑞

[企画概要]
医学教育モデル・コア・カリキュラムは、各大学が策定する「カリキュラム」のうち、全大学で共通して取り組むべき「コア」の部分を抽出し、「モデル」として体系的に整理したものである。
令和4 年度(2022 年度)に改訂が行われ、2023 年は各大学への周知機関となる。医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4 年改訂版)では、新たな資質・能力として、「情報・科学技術を活かす能力」が追加となり、さらにそれに紐づく形で学修目標が設定されている。
Society 5.0 時代において、総合診療と親和性の高い、新たな資質・能力と学修目標が組み込まれたが、医学生に対してその資質・能力を涵養するための、より具体的な学修方略について検討を行い、それを実装していく必要がある。
本シンポジウムで様々なセッティングで活躍する総合診療のエキスパートが、それぞれの視点から「情報・科学技術を活かす能力」を涵養するための学修方略に関するGood Practice について提言をまとめる。本企画が新しい総合診療専門医、病院総合診療専門医の指針となり、若手総合診療医のキャリア形成の一助となれば幸いである。

[抄録]
hgm27_Society 5.0時代における総合診療医育成のGood Practice ~モデル・コア・カリキュラムR4改訂を受けて~

[セッションを終えて]
改訂コアカリのITに関するスキルの教育方略についてのシンポジウムを開催しました。
AIを始めとするデジタル技術の向上によってサイエンスが急速に大きくなっている中、我々人間が医のアートの必要性をどのように考え、教育し、発展させるべきか、という議論がとても印象的でした。
フロアからもたくさんのご意見を頂き、実りのあるセッションとなりました。提言をまとめて公開できるように今後取り組みたいと思います。