第25回日本病院総合診療医学会学術総会(シンポジウム3)

第25回日本病院総合診療医学会学術総会(シンポジウム3)

続・臨床研究の極意 by JUGLER -つまずきポイントから解決法を探る-
座長:多胡雅毅
パネリスト:志水太郎、佐々木陽典、和足孝之、鋪野紀好、髙橋宏瑞

[企画概要]
我々が日々実践しているフィールドでの臨床知を、臨床研究によってエビデンスとして示すことは、一医師として、一科学者としての責務である。また我が国の総合診療領域から現場で役立つ良質なエビデンスを多数積み重ねて行くことが、本領域の専門性の確立につながり、ひいては医療技術の向上につながる。
本領域の臨床研究をより活性化するためには若手研究者の育成が不可欠であるが、総合診療領域では研究教育のリソースが十分でない可能性がある。また研究をしてみたいと思っているものの方法がわからず第一歩を踏み出せない、あるいは取り組み始めたものの数々のハードルを超えることができず断念する若手医師が多数存在するのではないかと推察する。臨床研究にはクリアすべき多数のマイルストーンが存在し、それらは具体的な方法を知っていれば決して乗り越えられないものではない。
本シンポジウムは、臨床研究の経験が豊富なJUGLER(Japan University General Medicine Leadership and Education Roundtable)が担当する。本セッションはJSHGM24 の続編であり、前回に引き続きJUGLER が作成した臨床研究のマイルストーンの紹介、若手医師向けの調査結果とそこで明らかになった臨床研究のつまずきポイントについての議論と意見交換を行い、最終的に「若手医師が臨床研究でつまずきやすいポイントとその対処法」について、提言をまとめることを目的とする。
我々の提言が、総合診療医学領域の若手研究者のリサーチマインドを刺激し、領域のさらなる発展に貢献できれば幸いである。

[抄録]
hgm25_シンポジウム3

[セッションを終えて]
JSHGM25のJUGLER企画 シンポジウム3「「続・臨床研究の極意 by JUGLER- つまずきポイントから解決法を探る-」では、24回大会のシンポジウムに引き続き臨床研究のマイルストーンについての議論を行いました。
臨床研究のマイルストーンは下記からどうぞ!
臨床研究のマイルストーン
今回のセッションでは主に研究のネットワークづくり、論文執筆における注意点などについてかなりつっこんだ議論を行いました。26回大会でもJUGLERで臨床研究セッションを行う予定ですので、ご期待ください!

本セッションの内容と動画は日経メディカルに掲載されています。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/202210/576950_3.html