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未来の総合診療医像の展望 -全国の若手リーダー達の実践から学ぶ-

未来の総合診療医像の展望 -全国の若手リーダー達の実践から学ぶ-

2019/10/312020/2/5JUGLERによる未来の総合診療医像の展望についての講演会を開催しました。
通常の学術講演会では到底考えられないような内容で、しかも総合診療の第一線で活躍する豪華講師陣に集結して頂き開催いたしました。メンバーの皆様にはかなりの無茶ぶりをしてしまいましたが、それぞれの個性がよく出た「未来の総合診療医像」の提示ではなかったかと思います。
メンバーの皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。(佐賀大学 多胡)

未来の総合診療医像の展望全国の若手リーダー達の実践から学ぶ
2019-10-31 未来の総合診療医像の展望 -全国の若手リーダー達の実践から学ぶ- 案内状

[東邦大学 佐々木先生の感想]
1031日の夜に開かれた講演会では学生さんや研修医の先生を含めて若手からベテランの先生方まで大変多くの皆様にご参加いただきました。
私(佐々木)も学生の講義や学会発表等、かなりの場数を踏んできており、プレゼンテーションにはある程度自信がありますが、今回の講演会は、超一流のプレゼンターでもある先生方と共に登壇するということで、これまでで一番プレッシャーを感じました。ドキドキしながらの講演でしたが、「わかりやすかった」との感想をいただけて安心しました。

高橋先生の講演では、「人生の目標は何か?」という問いかけから始まり、「キャリアプランを示してほしい」という願いは「安心させてほしい」という願いに過ぎず、「自分の未来に期待して、自分の将来に責任を持て」と喝破され、とても心に響く内容でした!

「日頃、EBMを実践しているはずの医者が、Evidenceに基づいた教育を実践していない!」という現状への問題提起から始まった鋪野先生の講演では、留学されたマサチューセッツ総合病院医療者教育修士過程での経験を活かして、最新の知見に基づいてお話いただきました。

診断エラーに関する和足先生のお話では、ご自身の最新の研究結果をシェアしていただきました。判例を用いた診断エラーに関連した医療訴訟の危険性の高い初期診断名について、客観的な素晴らしいデータをお示しいただきました。そして、何よりも、このような実臨床で患者さんの安全を守るために大切な内容を研究論文として発信できる和足先生の辣腕に改めて感服しました。

診断戦略を総合診療領域の中核的な研究領域と位置付けてこの領域を牽引されている志水先生からはJUGLERの提唱するコア・モジュールを紹介していただいたうえで、診断戦略と生涯教育について、最新の診断戦略や教育における3つのReflectionAbductionなどをご紹介いただき、講演会をまとめていただきました。

どの先生のご講演もそれだけで90分聴きたくなるような、他では絶対に聴けない貴重な内容でした。このような贅沢な講演会を実現してくださった多胡先生の行動力に脱帽です。

さらに講演会の後には、多胡先生のご厚意でお城のような素晴らしいレストランで楽しい時間を過ごさせていただき、JUGLERメンバーの熱い議論は夜中まで続きました。(東邦大学 佐々木)