第12回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(公募シンポジウム4)

第12回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(公募シンポジウム4)

日本の病院総合診療医像の確立 by JUGLER –病院総合診療専門医プログラムとコアモジュールから紐解く
座長:多胡雅毅
パネリスト:志水太郎、佐々木陽典、和足孝之、鋪野紀好、髙橋宏瑞、合田 建 (兵庫県立丹波医療センター)、大浦 誠 (南砺市民病院)、本郷舞依 (坂総合病院)

[企画概要]
JUGLER (Japan University General Medicine Leadership and Education Roundtable)では、これまでに病院総合診療医に必要なスキルであるコアモジュールについて、関連学会で議論してきた。コアモジュールは臨床・研究・教育・ソーシャルスキルの4分野からなり、病院総合診療医が修得すべき具体的なスキルを網羅している。また我々は、2021年度より開始される病院総合診療専門医プログラムのマニュアル作成にも携わった。プログラムマニュアルの冒頭では、日本の病院総合診療医が目指すべき医師像を、ジェネラルマインド、地域包括ケア、診療・診断能力、マネジメント、リーダーシップ、医療の質、経営、教育、研究をキーワードとして、10項目にまとめた。本企画では、この2つの指針について議論し、日本で求められている病院総合診療医の医師像の確立を目指す。
本企画では、まず病院総合診療医のコアモジュールと病院総合診療専門医プログラムに示した目指すべき医師像10項目について詳細を説明する。その後それぞれの分野、項目別に関連するテーマや疑問点を上げ、演者と参加者と共にディスカッションを行う。まとめとして、議論した内容をもとに日本で求められている病院総合診療医像に関する提言をまとめる。

[資料]
公募シンポジウム2

[抄録]
JPCA12_公募シンポジウム2

[セッションを終えて]
JUGLERと地域で活躍されている病院総合診療医の先生方とで、病院総合診療医像について以下のキーワードについて熱い議論を交わしました!
・ジェネラルマインド(全人的医療を含む)
・リーダーシップ
・マネジメント(チームマネジメント、組織運営、連携、医療の質を含む)
・地域包括ケア(連携を含む)
・アカデミックジェネラリスト
・基本的診療能力と診断能力(身体診察、病歴聴取、診断推論、診断困難症例を含む)
・総合診療医教育

登壇いただいた先生方、誠にありがとうございました。
本セッションの概要については日経メディカルに掲載されています。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/202110/572228.html